CDNだけの利用はもう古い!?エッジコンピューティングでCDNを利用しよう!
CDNだけの利用はもう古い!?エッジコンピューティングでCDNを利用しよう!

ほんの一アプリケーションに エッジコンピューティングは、エッジノードと呼ばれるデバイスを統合する分散コンピューティングの概念で、データを収集元の近くでリアルタイムに処理・分析します。エッジコンピューティングでは、データをクラウドや中央データ処理システムに直接アップロードする必要はありません。 エッジコンピューティングを使う理由 多くの企業のパブリッククラウドやプライベートクラウド環境では、データを集中ストレージに格納し、管理し、分析を行っています。しかし、これまでのインフラやクラウドでは、実際にアプリケーションの煩雑かつ高速処理要件を満たすことが難しくなりつつあります。 例えば、IoT(Internet of Things)や IoE(Internet of Everything)の場合、大量のデータをリアルタイムで処理するためには、待ち時間が最小化され、かつ高い可用性を持ち合わせるネットワークが必要です。これは、従来のクラウドベースのインフラ構成では不十分であり、RTT(ラウンドトリップタイム)の少ないエッジコンピューティングの利点です。 エッジノードのメリットと従来のキャッシュサービス 従来、コンテンツ・デリバリ・ネットワーク(以下、CDN)用のキャッシュサーバ群(以下、エッジ)は、ネットワーク上でユーザに最も近い場所に分散配置されていましたが、あくまでもクラウドやオンプレミスのデータセンター上のコンテンツを一時キャッシュして配信するというある意味限定的な機能のみを提供していました。 このエッジをさらに強化して、オープンプラットフォームとして様々なアプリケーションを自由に動かして処理ができるようにサービス化をしたものがエッジコンピューティングであり、新たな意味でのエッジノードになります。 逆に、従来のCDNのキャッシュサービスは、エッジノードであるエッジコンピューティング内にインストールされたキャッシュアプリケーションと捉えることができます。 エッジノードでは、データ収集元の近くに配置され高速に処理されるため、当該データをクラウドやオンプレミスのデータセンターに転送する必要はありません。この方法により、ネットワークとサーバの両方の負荷が軽減されます。 リアルタイムでデータを処理する能力とレスポンスタイムの速さにより、エッジコンピューティングは、一般的なWEBサービスのほかIoTの分野に適したサービスです。 エッジコンピューティングのテクノロジーは、製造業向けのデジタルトランスフォーメーションを加速し、AI(人工知能)や機械学習(マシンラーニング)といった多くの革新を可能にします。 エッジコンピューティングとクラウドコンピューティングの違い クラウドコンピューティングとエッジコンピューティングの主な違いは、どこでデータが処理されるかという点です。クラウドコンピューティングでは、データは中央で収集、処理、分析されます。一方で、エッジコンピューティングでは、データはローカルで収集、処理、分析される分散コンピューティング環境をベースとしています。 クラウドコンピューティングとエッジコンピューティングは、互いに競合するものではなく、互いに補完し合い、アプリケーションのパフォーマンスを向上させるために連携します。 CDNetworksのエッジコンピューティング CDNetworkでは、強化されたエッジノード内のエッジコンピューティングのカスタマイズ性や運用性を考えDocker & Kubernetes ベース(v1.16)でサービスを構成しています。また、操作性を向上させるためにウィザード形式で簡単に設定反映ができるようになっています。 標準でマルチリージョン化されており、お客様自身で自由に拠点選択できる上に、デプロイ並びにユーザ最寄り拠点へのアクセス誘導設定も簡単に行うことができます。併せてエッジノード内のエッジコンピューティング上にインストールされたNginx上で動作するCDN(CDN360)も用意されておりNginx設定言語での挙動設定も行うことができます。 次回は試しにエッジコンピューティング上にWordPressを作成してみた例をご紹介します。 CDNetworksのサービス紹介 本ブログでご紹介したサービスについてより詳しく知りたい方は、弊社ホームページをご覧ください。 様々な情報を提供しています。 ● エッジコンピューティング・プラットフォーム >>こちら ● CDN360 >>こちら なお、弊社では、Web会議(30分ほど)でのサービス紹介も承っております。 ご興味、ご関心のあるお客様は、お気軽にお問い合わせフォームよりお申し付けください。 ================================== ■お問い合わせはこちら >>お問い合わせフォーム ■関連資料のダウンロードはこちら >> 資料ダウンロード ================================== 株式会社シーディーネットワークス・ジャパン TEL:03-5909-3373(営業部)

週刊BCN主催 全国キャラバン2019 in 大阪 講演ダイジェスト
週刊BCN主催 全国キャラバン2019 in 大阪 講演ダイジェスト

本記事は、2019年12月6日に大阪にて開催された「週刊BCN全国キャラバン2019」の講演レポートをお届けします。 なお、記事の末尾には、講演資料のダウンロードリンクを設置しています。あわせてご利用ください。 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー 昨年末に開催された週刊BCN主催のリセラー向け全国キャラバン/大阪会場に、CDNetworksが協賛・講演いたしました。 年末の慌ただしい中、会場に足をお運びいただきました皆様には厚く御礼申し上げます。 誠にありがとうございました。 講演では、当社のコンテンツ・デリバリ・ネットワーク(以下、CDN)サービスをベースに、現在提供している各種サービス、パートナープログラム概要についてご紹介させていただきました。 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー   <CDNetworks講演> 「Web高速化だけじゃない! CDNベンダが提供するネットワーク高速化サービスの効率的活用術、教えます」     CDNetworksご紹介   CDNetworksは、他社がカバーしていない中国・ロシアにも進出し、全世界すべて自社プラットフォームでサービスを展開する唯一のグローバルCDNプロバイダとしてこれまで歩んできました。 現在、弊社が提供するサービスはCDNによるWeb高速化からWebセキュリティ、ネットワーク高速化、また、Webサイト以外の拠点間通信やWebアプリケーションの高速化、クラウドインフラまでをサポートし、幅広くサービスを展開しています。   (クリックで拡大)   CDNetworksのサービスラインアップについてご紹介させていただきます。   CDNサービスと基本概念   Webサイトはいつでも早く見られて当然という時代背景からも、CDNサービスは今や必要不可欠なものとなっています。 (クリックで拡大)   一般に、Webサイトの表示が3秒以内であればそれほど不都合に感じることはないですが、 5秒を超えると約70%の人がイライラしてほかのWebサイトに移ってしまい、 10秒を超えてしまうと、そのサイトへはもう見に行かない、と言われています。   (クリックで拡大)   弊社のCDNサービスは、グローバルで数十Tbps以上のキャパシティを保有しており、常時大量のトラフィックを配信しています。     Webセキュリティ   CDNによるWebサイトの安定化の次に必要なのが、Webサイトを外部の攻撃から守るということです。Webサイトは、日々DDoS攻撃やアプリケーションの脆弱性を狙った攻撃にさらされています。これらの攻撃からWebサイトを守るためのセキュリティサービスもCDNサービスに組み込む形で提供しています。 (クリックで拡大)   CDNにDDoS防御機能を付加することで、常時監視とDDoS攻撃をブロックし、正常なリクエストのみが処理されるようになります。   (クリックで拡大) WAFサービスもCDNプラットフォームに統合しているもので、静的なシグネチャベースによる防御と動的なBot検知のブロックを行います。 これら双方を取り入れることで、より効果的に、かつ強固にWebサイトを攻撃から守ることができます。     CDNetworksインフラの応用活用(ネットワーク高速化)   ここからは、弊社インフラを活用した新分野のサービスのご紹介です。   (クリックで拡大)   クラウド型WANアクセラレータ(HDT:ハイスピード・データ・トランスミッション)は、CDNの概念とは異なる仕組みの高速化サービスです。CDNの技術を組み合わせることで、あらゆる通信の最適化を行うサービスです。 HTTP/HTTPSだけでなく、VPNをはじめとする様々な通信の高速化に対応します。 利用シーンの例を挙げると、海外拠点間とのデータやファイルのやり取りの高速化など、企業の生産性向上にもつながります。   また、クラウド型WANアクセラレータのオプションサービスとして、中国・香港限定の仮想専用線サービスも提供しています。…

CDNでできる!BCP対策の知っておくべき5つのポイント
CDNでできる!BCP対策の知っておくべき5つのポイント

日本は、年間を通して自然災害に多く見舞われる「災害大国」です。災害時には多くの市民が災害情報や交通情報、避難所や防災マップといった緊急情報を確認するため突発的にアクセスが集中することがあります。こうした急激なアクセスの集中は、時にサーバの処理能力を超え、Webサイトをダウンさせてしまいます。Webサイトがダウンしてしまうと災害情報などの緊急情報が入手できなくなり、より多くの混乱を引き起こしてしまうでしょう。 予期せぬ事態から被害を最小限にとどめるために 震災の際には電力、固定通話の制限が発生しがちですが、インターネットは利用ができたケースが多かったという実体験をされた方も多いのではないでしょうか? そもそもインターネットは軍事利用目的でサービス断が起こりにくくする目的で作られたものなので当然なのですが、実際に震災発生時の情報収集はインターネットでの情報取得がメインになるかと思います。 公共交通の運行情報、避難場所確認の地域行政サイトなどへの突発的なアクセス集中を避けることは難しいものの、あらかじめこれに備えることでWebサイトのダウンを防ぐことはできます。そこで今回は、災害時などの急なアクセス集中に備えてできる比較的簡単な対策を紹介します。 クラウド化?マルチリージョン冗長化?簡単にできる対策があります! 1. まず災害対策には拠点の冗長化が基本 国内の設備冗長化はもちろんですが、昨今は広範囲におよぶ災害発生も考えられるため、場合によっては海外拠点とのマルチリージョン運用も視野にいれて考慮すべきです。ただ、局地的な災害の場合でも地図上の場所の距離には関係なく、あくまでも通信上の相互接続の場所によっては一斉にダウンしてしまう事も考えられます。その点を踏まえて、拠点冗長化に加えて通信網冗長化も考慮する必要があるでしょう。   2. 現行システム基盤の拠点冗長化にはコストがかかる 既に運用しているシステム基盤を冗長化させることは、コストや労力の面でかなり大変な場合があります。単純にクラウド側に移せないシステムもあります。 東京と大阪に冗長設備を打ったが、場合によっては利用している通信キャリアの回線断により両方のWebサイトがダウンすることも考えられます。大手金融機関では、基幹系データベースは国外に冗長化させているケースもあり、もしこれをクラウド側に移せるのであれば、昨今AWSなどのマルチリージョンでのクラウドサービスを展開している事業者もいますので検討材料の一つになると思います。しかしながら、やはり基盤の拠点冗長化にはコストがかかるのが実情です。 CDNは各国にキャッシュを持つエッジサーバがあり、様々な複数キャリアの回線を配信に利用しています。プリフェッチという定期的に最新のコンテンツキャッシュを取得し、しかるべき期間持たせることが可能で、ある意味簡単にストレージ代わりとして利用させることができます。   3. TOPページは短時間でもキャッシュしたほうがよい 有事の際に特にアクセスが集中するのはトップページではないでしょうか。ここを短い期間、例えば1分間でもキャッシュしてあげることでWebサーバへの負担を劇的に減らせます。絶え間なくリクエストが発生した場合、1分キャッシュしただけでも単純計算するとリクエスト数は60分の1に減らせるわけです。 また、CDNの構成上では、日本国内のサーバが万が一全部遮断したとしても、近隣国のサーバがサービスを提供し続けます。メインサーバが落ちたときに備えてCDN設備内にもWEBで使えるクラウドサーバサービスがあるため、代理コンテンツをバックアップ配置しておけば自動切換えもできるのです。   4. リアルタイム情報は軽量化したサイトを別途用意する 有事の際に頻繁に更新するデータのサイズは、ユーザ側の通信状況の悪化が考えられるため、なるべく小さくなるように心がけましょう。別途軽量化したテキストだけのWebサイトを用意するのも一つの方法です。また、担当者が切り替えをする余裕が無い場合もあり得るため、できるだけ簡単に切り替えできるようにする事も大切です。 CDNは現行サーバが利用できない場合、自動的にバックアップサーバへ切り替えする機能があります。またバックアップサーバ内には全ての代替ページを用意するのではなくトップページのみ軽量化したページを用意しておき、例えばリンク先は携帯電話向けのページにリンクしておく等であれば、災害時にはトップページのみを差し替えるだけで大幅にサーバの負荷を軽減することができます。   5. 災害時の必要情報ほど重くなりがち 災害発生時にまずアクセス頻度が上がる避難場所等の情報や地図情報は、行政サイトでは画像やPDFなどの重たいファイルで提供されているケースがほとんどです。災害発生時には、このファイルがサーバや回線を圧迫して配信障害を起こす可能性も十分に考えられます。 このようなファイルこそCDNにキャッシュすることでメインサーバへの負担を劇的に軽減できる可能性があります。 CDNはサービスの導入や利用が容易 CDNは、サービスの導入や利用が簡単な上にその効果をすぐに実感することができるため、広く利用されるようになった技術です。またCDNetwroksは、世界中に高キャパシティの配信拠点を有し、全ての設備が冗長化されているため、システムダウンによる被害を最小限にとどめることができます。 CDNの利用により、お客様のWebコンテンツはCDN側のサーバにキャッシュされて配信されるため、有事の際にたとえオリジンサーバ側でトラブルが発生しても、バックアップサーバに自動的に切り替わりCDNがキャッシュコンテンツを配信するため、Webサイトはいつもと変わらず安定的に情報を発信し続けることができるのです。 CDNを利用するには、DNS設定でCDN設備に通信を向けるだけで完了です。あとはキャッシュさせたい部分をポータル上で指定するだけで、現構成に手を加えることなくすぐに利用を開始する事ができます。また、プリフェッチ機能により定期的に最新のコンテンツを自動取得させる事で、担当者の運用負荷も軽減させることができます。 CDNetwroksでは、企業のWebパフォーマンス向上やWebセキュリティ強化のためのお手伝いをしています。 お困りごとがございましたら、いつでもお気軽にご相談ください。 ================================== ■お問い合わせはこちら >> お問い合わせフォーム ■サービス概要について知りたい方はこちら >> ホームページ ■サービス資料のダウンロードはこちら >> 資料ダウンロード ■サービス導入事例やホワイトペーパーのダウンロードはこちら >> 資料ダウンロード ================================== ☟お気軽にダウンロードください 株式会社シーディーネットワークス・ジャパン TEL:03-5909-3373(営業部)

アプリケーション・パフォーマンス2019 講演ダイジェスト【その2】
アプリケーション・パフォーマンス2019 講演ダイジェスト【その2】

本記事は、2019年9月18日に開催された「アプリケーションパフォーマンス2019」の講演レポート(その2) をお届けします。   第1回 ≫ こちら 第2回 (本記事) なお、記事の末尾には、講演資料のダウンロードリンクを設置しています。あわせてご利用ください。 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー 前回の記事では、旧来よりWebサイト高速化のCDN(コンテンツデリバリ・ネットワーク)を専門としているCDNetworksが、ネットワーク高速化サービスの提供に至るまでの歩みをたどってみました。 ひきつづき本記事では、ネットワークサービスのクラウド型WANアクセラレータと今注目のSD-WANとの組み合わせ活用術について、ダイジェスト版としてご紹介します。 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー     UDP上での通信効率化、HTTP3   HTTPに限ったUDP上での情報通信の効率化として最近話題なのがHTTP3です。 QUICとはGoogleの考案したHTTPのメッセージを効率よく高速かつ安全にやりとりするためのプロトコルです。 UDP上でTCP+TLS1.3+HTTP/2のような機能を持ち、信頼性のある安全な通信を行います。   (クリックで拡大)   下記はHTTPバージョンの推移です。   (クリックで拡大)   HTTP3の利点: QUIC Connection IDによりコネクションを識別するためIPが変化してもコネクションが継続できる、という点です。   (クリックで拡大)   懸念点: UDPはセッションレスと呼ばれ、高速通信が実現できますが、UDPポートを開放するため攻撃にさらされやすいという弱点があり、なかでもUDPフラッド攻撃は有名です。   (クリックで拡大)   その点、CDNetworksのクラウド型WANアクセラレータは、セキュアでご利用中の通信環境はそのままに高速化を実現できるため、是非お試しいただきたい通信高速化ソリューションです。     SD-WANの活用   さらに、CDNetworksのクラウド型WANアクセラレータではVPNの高速化もできますが、 今注目のSD-WANではIPSecベースが多いため、これらを組み合わせて利用することで、より効果を発揮できるのでは!?と考えた結果・・・   (クリックで拡大)   このような経緯から、当社SD-WANの製品化が実現しました。   (クリックで拡大)   CDNetworksのSD-WANは、クラウド型WANアクセラレータを装備し、セキュアで安定性に優れています。 また、セルフ制御など柔軟性にも優れ、保守が簡単であるのも特徴です。 インターネット接続に対してほぼすべてのニーズを満たすことができ、世界中にプラットフォームを保有しているため、あらゆる場所からのアクセスができ、ワンストップで効率的なソリューションとして、独自のネットワークサービスを展開することができます。 各種CEルータも取り揃えており、トライアルも可能です。     中国での通信…

アプリケーション・パフォーマンス2019 講演ダイジェスト【その1】
アプリケーション・パフォーマンス2019 講演ダイジェスト【その1】

本記事は、2019年9月18日に開催された「アプリケーションパフォーマンス2019」の講演レポートをお届けします。なお、記事の末尾には、講演資料のダウンロードリンクを設置しています。あわせてご利用ください。 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー 当日はお忙しいなか、会場に足をお運びいただきました皆様には厚く御礼申し上げます。誠にありがとうございました。 講演では、旧来よりWebサイト高速化のCDN(コンテンツデリバリ・ネットワーク)を専門としているCDNetworksが、なぜネットワーク高速化サービス提供にたどり着いたのか? また、昨年リリースしたクラウド型WANアクセラレータと新たに展開するSD-WANサービスとのコラボレーションによって実現できるネットワーク最適化の構築術も交え、解説させていただきました。 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー   <CDNetworks講演> 「CDN事業者が提供するクラウド型WANアクセラレータとSD-WANのコラボによる最適なネットワーク構築術」     もともと、Web高速化を提供   一見、CDNとSD-WANとの関連性は?と疑問を抱かれる方もいらっしゃるとは思いますが、 本日は、Web高速化専門のCDNベンダである当社CDNetworksが、なぜネットワークサービス提供にたどり着いたのか、それに至った経緯をたどってみましょう。   まず、CDNとは? コンテンツ・デリバリ・ネットワーク(Content Delivery Network)の略で、世界中に張り巡らされたCDN専用の配信ネットワークを利用して、Webサイトにアクセスしようとするエンドユーザに最も近いPoP(配信拠点)から効率的にWebコンテンツを配信し、Webサイトを高速化する仕組みです。CDNはWebサイトの縁の下の力持ち的な、陰ながらも重要な役割を担っています。 皆さんが普段ご覧になられているWebサイトにも、実はひそかに使われているサービスです。 CDNには以下の2つの種類:キャッシュ配信とアプリケーション高速化があります。 (クリックで拡大)   近年、サービスのクラウド化による課金体制の問題や、DDoS攻撃が増加している背景もあり、CDN市場は右肩上がりで拡大しています。 (クリックで拡大)   CDNetworksはもともとWeb高速化サービスを提供しているCDN事業者です。下図はWeb高速化サービスの仕組みの概要図です。   (クリックで拡大)   キャッシュ配信では、世界各国に分散配備された多数のCDNサーバ(エッジ)にWebサーバ(オリジン)からコンテンツをキャッシュ(コピー)し、エンドユーザ最寄りのエッジからコンテンツを配信することで高速化を実現します。さらに、アプリケーション高速化では、通常のキャッシュ配信では対応できない、動的コンテンツ(ユーザリクエストに応じた検索、予約、支払い、マイページなど)の高速化にも対応しています。 では、どのような仕組みで高速化をしているのでしょうか?   (クリックで拡大)   通常のTCP通信は毎回到着確認を行うため、ネットワーク上の距離が長いと、ACKの回答待ち時間がかかり、どうしても遅くなってしまいます。 一方でCDNは、到着確認を毎回行わず、まとめてデータを送り、一度使い始めたTCPコネクションを再利用し、複数のHTTPリクエストを実行するなどの仕組みで、PoP間の通信を高速化しています。 パケットレベルでの通信では、TCPヘッダにあるウィンドウサイズ情報を利用します。   (クリックで拡大)     クラウド型WANアクセラレータ   パケットロスが発生した場合でも、ロス分だけすぐに再送し、ウィンドウサイズもロス時の半分程度から再開するといったようなチューニングを日々行いながら高速化を実現しています。 しかし、お客様によってはVPN内のアプリケーションのパフォーマンスを向上したいと思われているかもしれません。そこで、他の通信レイヤでもこれらのタスクで高速化ができないか!?といった発想からクラウド型WAN-アクセラレータが登場しました。   (クリックで拡大)   CDNetworksのクラウド型WANアクセラレータサービスは、グローバルで保有している拠点のうちの最寄りのPoPを経由し、さまざまな通信を高速化するサービスです。   (クリックで拡大)   このサービスは、httpだけでなくTCP上のあらゆる通信を高速化します。また、オンプレミスの装置は不要で、PoPに接続するだけで利用が可能なため、コスト削減をはじめ、導入負荷の軽減など、さまざまなメリットがあります。   (クリックで拡大)   TCP/IP上のあらゆる通信に対応させるための追加技術として、ルーティングの最適化機能を取り入れています。 これは、WEBサイト閲覧者を最寄りの弊社PoPにアクセスさせるといったCDNの技術を応用した方法で、最も遅延の少ない最速のPoP経路をリアルタイムで分析し、最適なルートを検出する機能です。…

越境EC ”まるごと” フェスティバル 2019 講演ダイジェスト
越境EC ”まるごと” フェスティバル 2019 講演ダイジェスト

本記事は、2019年9月9日に開催された「越境EC ”まるごと” フェスティバル 2019」の開催レポートをお届けします。なお、記事の末尾には、講演資料のダウンロードリンクを設置しています。あわせてご利用ください。 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー 当日未明の台風15号接近の影響により、午後からのイベント開催となりました。 会場・当社ブースに足をお運びいただきました皆様には厚く御礼申し上げます。誠にありがとうございました。 台風の影響により、予定されていたほとんどのセッションが中止となるなか、午後のCDNetworksのセッションは、幸運にも予定通りに実施することができました。 講演では、海外から見たWebサイトの表示速度について、実際に測定ツールを用いて検証し、 売り上げに直結するWebサイトの表示速度の重要性について、解説させていただきました。 本稿では、ダイジェスト版として内容を解説いたします。 なお、記事の末尾には、講演資料のダウンロードリンクを設置しています。あわせてご利用ください。 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー <CDNetworks講演> 「貴社のWebサイト海外ユーザーが問題なく見れてますか?」 意外と知らない海外消費者から見た日本のWebサイトの改善点(問題点/弱点など)を教えます! 越境EC市場の現状と運営方法 経済産業省の調査によると、日本の越境EC市場規模は中国、アメリカが圧倒的に上位を占めています。 (クリックで拡大) では、これらの魅力的な越境EC市場へのベストなアプローチについて考えましょう。 まず、ECサイト運営方法は、楽天市場やAmazonのようなモール型と、自社ECカート型の2種類の方法があります。 (クリックで拡大) (クリックで拡大) それぞれに、長所・短所はありますが、ここでは自社ECカート型の運営に際しての注意すべきポイントについてお伝えします。 越境ECサイト運営において注意すべきポイント (クリックで拡大) ・海外からのトラフィックに対応できる環境であるか ・モバイル対応しているか ・攻撃の対策をしているか これらすべての要素は表示速度に大きく影響するため、対策を怠ってしまうとユーザからアクセスされないWebサイトになってしまいます! 表示速度が与えるビジネスインパクト 2018年7月に、モバイル検索においてのサイト表示速度を、ランキング要素として使用されることがGoogleから発表されました。 (クリックで拡大) GoogleのImpact Calculator(https://www.thinkwithgoogle.com/intl/ja-jp/)というシミュレーションツールで、Webサイトの表示速度が与えるビジネスインパクトを測定することができます。 そこで、講演では実際に、某大手有名化粧品ECサイトのスピードを測定してみました。 Webサイトの表示速度と売り上げは密接に連動しています。 ECサイトを成功させるには、まず、表示速度の速さがカギとなりますのですでに運営サイトをお持ちの方は、今一度、自社サイトの表示速度をこのツールを利用して、検証されてみてください。 下記は、表示速度が遅延してしまう原因として考えられる要素です。 貴社のWebサイトには当てはまる項目はないでしょうか? (クリックで拡大) 解決できる対策は? これらの原因の解決策として、CDN(コンテンツ・デリバリ・ネットワーク)で解消することが可能です。 (クリックで拡大) CDNとは、コンテンツ・デリバリ・ネットワーク(Content Delivery Network)の略で、 世界中に張り巡らされたCDN専用の配信ネットワーク(CDNプラットフォーム)を利用して、 Webサイトにアクセスしようとするエンドユーザに最も近いPoP(配信拠点)から効率的にWebコンテンツをスムーズに配信し、Webサイトが高速化できるという仕組みです。 CDNetworksの ウェブ・パフォーマンス・スイート ≫  https://www.cdnetworks.co.jp/service/ ココにも注意!中国への配信とセキュリティ対策 さらに、越境ECの巨大市場である中国に関しては、法規制など特別な通信事情もあるため、中国向けのビジネス展開には、規制ルールの順守・対応が必要です。 CDNetworksでは、中国内に自社拠点を所有しており、中国の複雑な配信にも、多くの実績と経験を持っているため、法規制に関する情報提供をはじめ、他ベンダにはないサポート体制が整っています。 CDNetworksのチャイナ・アクセラレーション ≫  https://www.cdnetworks.co.jp/service/china.html (クリックで拡大) また、ECサイではセキュリティ対策も万全に整えておくことも必須です。 世界中からのWebサイトへのアクセスが増えることにより、攻撃にさらされる確率も高くなります。…

日経XTECH主催:ITインフラSummit 2019 夏 講演ダイジェスト【その2】
日経XTECH主催:ITインフラSummit 2019 夏 講演ダイジェスト【その2】

本記事は、2019年7月30日に開催された「ITインフラSummit 夏/ネットワーク最適化Forum」の開催レポート、第2回目の記事になります。   第1回 ≫ こちら 第2回 (本記事) ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー 前回の記事では、CDN:コンテンツ・デリバリ・ネットワーク(Content Delivery Networkの略)でできるWebサイトの高速化の仕組みとCDNetworksのクラウド型WANアクセラレータサービス(HDT)について解説しました。 ひきつづき本記事では、CDNetworksのクラウド型WANアクセラレータと今注目のSD-WANとの組み合わせ活用術についてダイジェスト版としてご紹介します。 なお、記事の末尾には、講演資料のダウンロードリンクを設置しています。あわせてご利用ください。 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー <CDNetworks講演> 「CDN事業者がネットワークサービスに参入する理由 ~クラウド型WANアクセラレータとSD-WANのシナジー」   SD-WANの活用 CDNetworksのクラウド型WANアクセラレータではVPNの高速化もできますが、今注目のSD-WANではIPSecベースが多いため、これらを組み合わせて利用することで更なる効果を発揮できるのでは!? (クリックで拡大)   このような経緯から、当社SD-WANの製品化が実現しました。 (クリックで拡大) CDNetworksのSD-WANは、クラウド型WANアクセラレータを装備し、セキュアで安定性に優れています。 また、セルフ制御など柔軟性にも優れ、保守が簡単であるのも特徴です。 インターネット接続に対してほぼすべてのニーズを満たすことができ、世界中にプラットフォームを保有しているため、あらゆる場所からのアクセスができ、ワンストップで効率的なソリューションとして、独自のネットワークサービスを展開することができます。 各種CEルータも取り揃えており、トライアルも可能です。 クリックで拡大) 注)画像と実際のものとは異なる場合があります     中国での通信 中国内で実施したSD-WANのテストマーケティングの結果。 (クリックで拡大)   中国では、グレート・ファイアウォール回避のため、SoftwareベースのSSL-VPNを構築しているケースが多く、SD-WANの需要が低いという結果ではありましたが、高速化のシナジー効果があることは確認することができました。 (クリックで拡大)     まとめ CDN事業者である当社は、本来の高速化ソリューションサービスの派生から、前述の背景を経て必然的にSD-WANにたどり着いたというわけです。 (クリックで拡大)   CDNetworks独自の強みを生かした高速化ソリューションとの組み合わせての提供も可能ですので、 ご興味のある方は是非お気軽にお問い合わせください。     クラウド型WANアクセラレータのご紹介 ■ハイスピード・データ・トランスミッション/High-speed Data Transmission >> こちら ハイスピード・データ・トランスミッション(HDT)は、WANの高速化をクラウドで実現します。 TCP/UDPプロトコルベースの企業が利用するアプリケーションなど、長距離区間(海外区間)における通信高速化を実現するクラウド型WANアクセラレータで、VPNなど様々な通信の高速化において優れたパフォーマンスを発揮するサービスです。   只今、サマーキャンペーンを実施中!! ・キャンペーン概要:毎月の利用料を最大50%割引いたします ・キャンペーン期間:2019年9月30日(月)まで ・キャンペーン適用条件:初めて本サービスにお申し込みされるお客様で、1年間(12か月)以上の契約を期間内に締結された方が対象…

日経XTECH主催:ITインフラSummit 2019 夏 講演ダイジェスト【その1】
日経XTECH主催:ITインフラSummit 2019 夏 講演ダイジェスト【その1】

本記事は、2019年7月30日に開催された「ITインフラSummit 夏/ネットワーク最適化Forum」の開催レポートを全2回にわたってお届けします。 当日は、猛暑日にもかかわらず、会場に足をお運びいただきました皆様には厚く御礼申し上げます。 誠にありがとうございました。 講演では、グローバルなWebサイトの高速化を専門としてきたCDNetworksのクラウド型WANアクセラレータについてご紹介するとともに、今後新たに提供するSD-WANサービスとの合わせ技活用による相乗効果などについてご紹介しました。本稿では、ダイジェスト版として内容を解説いたします。 なお、記事の末尾には、講演資料のダウンロードリンクを設置しています。あわせてご利用ください。 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー <CDNetworks講演> 「CDN事業者がネットワークサービスに参入する理由 ~クラウド型WANアクセラレータとSD-WANのシナジー」 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー   はじめに CDNetworksの提供するCDN:コンテンツ・デリバリ・ネットワーク(Content Delivery Networkの略)は、世界中に張り巡らされたCDNプラットフォームを利用して、Webを配信する仕組みです。 CDNには以下の2つの種類:キャッシュ配信とアプリケーション高速化があります。 (クリックで拡大)   近年、サービスのクラウド化による課金体制の問題や、DDoS攻撃対策が増加している背景もあり、CDN市場は右肩上がりで拡大しています。 (クリックで拡大)   しかし、各社競争が激化しているため、価格は下落するいっぽうです。 そこで、次なる新商材の販売に各社取り組んでいます。 (クリックで拡大)     もともと、Web高速化サービスを提供 CDNetworksはもともと、Web高速化サービスを提供しているCDN事業者です。 これはWeb高速化サービスの仕組みの概要図です。 (クリックで拡大) まず、キャッシュ配信では、世界各国に分散配備された多数のCDNサーバ(エッジ)にWebサーバ(オリジン)からコンテンツをキャッシュ(コピー)し、ユーザ最寄りのエッジからコンテンツを配信することで高速化を実現します。さらに、アプリケーション高速化では、通常のキャッシュ配信では対応できない、動的コンテンツ(ユーザリクエストに応じた検索、予約、支払い、マイページなど)の高速化にも対応しています。   では、どのような仕組みで高速化をしているのでしょうか?詳細を見てみましょう。 (クリックで拡大) 通常のTCP通信は毎回到着確認を行うため、ネットワーク上の距離が長いと、ACKの回答待ち時間がかかり、どうしても遅くなってしまいます。 一方、Web高速化サービスは、到着確認を毎回行わず、まとめてデータを送ったり、一度使い始めたTCPコネクションを再利用し、複数のHTTPリクエストを実行したりするなどの仕組みで、PoP間の通信を高速化しています。   パケットレベルでの通信では、TCPヘッダにあるウィンドウサイズ情報を利用します。 (クリックで拡大) 例えば、3900バイトのデータを送る場合は、パケット容量により1回1300バイトのデータを3回に分けて送信すると、それぞれACKを待っている時間分、通信速度はそれだけ遅くなってしまいますが、一度に送信できるデータ量を相手側のホストに伝えるとACKを待たずに通信できるので、さらにウィンドウサイズを増やし、高速化ができるという仕組みです。 また、パケットロスが生じても、ロスした分だけすぐに再送するなどの機能も備えているため、安定的に高速化が可能です。     クラウド型WANアクセラレータの登場 (クリックで拡大)   昨年リリースされたCDNetworksのクラウド型のWANアクセラレータサービスは、グローバルで保有する拠点のうち最寄りのPoPを経由し、さまざまな通信を高速化するサービスです。 目黒から大阪までの移動を例に挙げると、目黒駅から品川駅のPoPまで在来線の山手線(ネット回線)を利用し、新大阪のPoPまで新幹線(高速通信区間)、大阪駅までは再び在来線に乗り換えると言うと、イメージが伝わるかと思います。 (クリックで拡大)   CDNetworksのクラウド型WANアクセラレータサービスはオンプレミスの装置は不要で、PoPに接続するだけでよいため、コスト削減をはじめ、導入負荷の軽減など、さまざまなメリットがあります。 (クリックで拡大)   TCP/IP上のあらゆる通信に対応させるための追加技術として、ルーティングの最適化機能を取り入れています。 これは、WEBサイト閲覧者を最寄りの弊社PoPにアクセスさせる技術の応用で、最も遅延の少ない最速のPoP経路をリアルタイムで分析し、最適なルートを検出する機能です。 (クリックで拡大)   また、PoP間ではさらなる高速化のために、独自のプロトコルチューニング機能を備えています。 UDPは到着確認不要のため通信は速くなりますが、パケットロスが起きてしまう懸念があります。…

中国本土でのWebサイトの表示遅延とISPの役割
中国本土でのWebサイトの表示遅延とISPの役割

世界最大のインターネット市場 中国のインターネット市場が世界最大規模であることはよく知られています。 7億人を超えるインターネットユーザ(および6億9,500万人のモバイルインターネットユーザ)がいる中国のインターネット市場が、ヨーロッパ全域の企業にとって重要なターゲット市場になることは、もはや驚くことではありません。 また、中国のインターネット環境は特殊であるということもよく知られています。    特殊な通信環境と法規制の影響 中国の情報検閲システム「グレート・ファイアウォール」については多くの方がご存知でしょう。 そして2017年6月1日に、サイバーセキュリティ法が施行され、規制環境が更に強化されたため、データの保持に大きな影響を与えました。 グレート・ファイアウォールにより、特定の種類のコンテンツをブロックすることは広く知られていますが、中国外からのWebサイトアクセスのパフォーマンスにも大きな影響を与えています。その結果、中国内でWebサイトを開設しているヨーロッパの企業のほとんどが、読み込みに30秒以上かかることが頻繁にあります。 しかし、あまりよく知られていないのは、Webパフォーマンスの問題を引き起こすのはグレート・ファイアウォールだけではないということです。実際に、あるヨーロッパのブランド企業のWebサイトで待ち時間が発生している要因は3つあります。    中国本土でWebの表示遅延を引き起こす3つの要因とは? ヨーロッパのある企業の中国内でのWebサイトのパフォーマンスに影響を与える1つ目の要因は、ヨーロッパから中国までの距離です。ヨーロッパと中国の間の4,000マイルあまりの距離Webパフォーマンスを遅らせる原因となるのは当然のことです。 基本的にWebサーバ(オリジン)とエンドユーザ間のやり取りの回数がWebサイトの読み込み時間を増やすので、距離はWebパフォーマンスに最も大きな影響を与える要因です。 2つ目の要因は、前述のとおり、中国独自のインターネットフィルタリングシステムであるグレート・ファイアウォールによるものです。しかし、グレート・ファイアウォールは、香港から中国に配信されるWebサイトでさえも遅延を引き起こします。– 実際に、グレート・ファイアウォールのフィルタリングプロセスは、最大で40%もWebサイトを遅くしています。 3つ目は、中国のインターネットインフラ環境による遅延です。中国のインターネットサービスプロバイダ(ISP)は、チャイナテレコム(CT)、チャイナモバイル(CM)、チャイナユニコム(CU) のこれら少数しか存在しません。 これらの国営ISPは、7億人のインターネットユーザのトラフィックを処理する役割を地域別に単独で担っています(管轄地域内のWebパフォーマンスにも影響を与える可能性があります)。そして、トラフィックがISP間を通過するには、トラフィックピアリングが必要となるため、これが遅延の原因となっています。   <中国内のISP管轄分布図>  ピアリングとは? ピアリングは、ISP間のネットワークの相互接続であり、データ交換を可能にするものです。(ピアリングは、基本的にインターネットユーザがほとんどすべての公衆ネットワークに接続できるようにするものです) しかし、ISPはお互いに対価を支払う – そして中国では、ピアリングするのに費用がかかるだけでなく、相互接続ポイントも非常に混雑しています。これは、ある地域からのデータが、別の地域に届けることができない可能性があることを意味します。 ピアリングポイントの数が限られていることも、中国のインターネットユーザへのアクセスに大きな影響を与えます。すべてのインターネットユーザが北京と上海の主要都市に集中しているわけではありません。– 中国の600以上の都市、100万人以上の人口を持つ都市のうち100都市以上に、潜在的顧客の大部分がTier 2(地方都市)とTier 3(更なる郡部、農村部)市場に居住しています。 これは、データが国内すべての地域に届くとは限らないことを意味します。また、ビジネスとして、顧客基盤の大部分を見逃す可能性があることも意味します。 中国のインターネットインフラ環境では、ピアリングポイントが制限され、ネットワークトポロジが分断され、接続性が不十分であるため、中国の主要都市にデータセンターを構築するだけでは、地域全体の配信には役立ちません。 中国でWebサイトの立ち上げを成功させようとしているヨーロッパの企業にとって、よりターゲットを絞った方法で国内の待ち時間に取り組まなければならないため、多くの企業がコンテンツ・デリバリ・ネットワークに目を向けています。 CDN(コンテンツ・デリバリ・ネットワーク)の技術がどのように役立つか? コンテンツ・デリバリ・ネットワークは、距離、グレート・ファイアウォール、および複雑なインターネット環境に起因する配信遅延を解決することができます。これはCDNetworksが、中国全体にPoP(配信拠点)と配信プラットフォームを持ち、グレート・ファイアウォールの内側でデータをキャッシュできるためです。 各PoPでは、エンドユーザへのコンテンツ配信を高速化します。そして、CDNはどうやってこれを正確に行うのでしょうか? エンドユーザがWebページをリクエストすると、データはエンドユーザ最寄りのCDNサーバ(エッジ)にあるキャッシュデータを素早く返します。つまり、距離が短いため、データははるかに速く読み込まれます。これは、ピアリングおよび混雑した相互接続ポイントの問題を克服するのに役立つだけでなく、グレート・ファイアウォールによって引き起こされる遅延の解消にも役立ちます。 多くの欧州企業が中国をビジネスターゲットにしようとしているため、適切なCDNプロバイダを選択することは、ビジネスの成功のためには不可欠です。重要なことは、CDNプロバイダが中国市場の専門知識を持ち、この地域に拠点を所有し、ルール、規制、およびライセンス取得(中国の主要ネットワークとのコネクションがあること)に関して精通していることを確認する必要があります。中国との通信の取り組みには、多くの複雑な手続きの必要がありますが、正しい道をたどれば、成功することができるでしょう。 CDNetworksは、中国に現地法人がある強みを生かし、中国市場をビジネスターゲットにしている企業のために、現段階で明らかになっている中国での法律やルールに即した迅速なサポートを提供しています。 CDNetworksの中国高速配信にご興味のあるお客様は、お問い合わせください。   CDNetworksのWeb高速化サービスのご紹介 私たちは、お客さまのビジネスを全力でサポートし、ビジネス領域を拡大するためのお手伝いをしています。CDNetwokrsのサービスをご検討の際にはぜひお気軽にお問い合わせ下さい。 ★中国独自の法規制に則り、中国内のWebパフォーマンスを向上させるソリューション CDNetworksの「中国Webサイト高速化」は こちら ★グローバルのWebパフォーマンスを向上させるソリューション CDNetworksの「海外向けWebサイト高速化」は こちら   ================================== ■サービス導入に関するお問い合わせはこちら >>お問い合わせフォーム ■サービス概要について知りたい方はこちら >>ホームページ ■サービス資料のダウンロードはこちら >>資料ダウンロード ■サービス導入事例やホワイトペーパーのダウンロードはこちら >>資料ダウンロード ================================== ☟お気軽にダウンロードください 株式会社シーディーネットワークス・ジャパン TEL:03-5909-3373(営業部)

ECサイトのグローバルパフォーマンスを保つために今すべきこと
ECサイトのグローバルパフォーマンスを保つために今すべきこと

レスポンスタイム(応答時間) Webパフォーマンスの評価指標は、待機時間とレスポンスタイム(応答時間)です。 これらは、Webサイトでのユーザの行動に大きく影響を与えます。レスポンスタイムが3秒を超えると、43%のユーザが離脱し、88%が将来的にそのサイトを利用しないと推定されています。 貴社のWebサイトが全世界のユーザをターゲットとしていない場合に、ターゲット以外の地域に分散しているユーザのレスポンスタイムはとても遅くなってしまいがちです。たとえば、中国のユーザは、Webサイトの接続と読み込みに時間がかかるため、とても長いレスポンスタイムが発生してしまう場合があります。 レスポンスタイムの遅延率が高すぎると、消費者は複数のページにアクセスすることや、購入を完了できなくなる可能性があり、さらにスピードや信頼性の整備がされていない場合に、Webサイトはクラッシュしてしまうことも考えられます。 グローバルにビジネスを展開するためには、世界中の消費者のために均一な利用環境を整えることで、よりアクセスしやすいWebサイトに改良する必要があるでしょう。   グローバルなセキュリティ問題 セキュリティ証明書のない海外の情報源を信頼しますか? いいえ、あなたはそれらに信頼性を期待すべきではありません。 もし、それが厳格なセキュリティ認証がされていないWebサイトだとすると、グローバル規模での売上高を損失しているかもしれません。まずは、ユーザの個人情報を保護することが最優先事項です。 ユーザが北京、ブエノスアイレス、ボルチモアなど、世界のどこにいるかに関わらず、Webサイトは現地の言語に翻訳され、安全な支払いポータルを提供するべきです。 適切なセキュリティ対策がされていれば、ユーザはWebサイトを信頼し、これにより、グローバルビジネスの範囲を拡大できることを実感するでしょう。   法規制の問題 レスポンスタイムの分析とWebサイトの接続率の向上に加えて、各国で制定されている法律や規制による障壁にも対処する必要があります。 たとえば中国場合、中国の人口は13億人を超えています。中国政府は、Webサイトへのアクセスを規制する「グレート・ファイアウォール」と呼ばれるインターネット検閲を実施しています。これにより、Webサイト全体の動作を遅くしたり、制限したりすることが多くあります。 中国と同様に、各国によって制定されたさまざまな規制に対処をしなければ、高いレスポンスタイムの遅延率の改善に永遠に対応し続けることになるでしょう。 グローバルリーチを拡張し、パフォーマンスを向上させることは、一見難しい作業のように思えるかもしれませんが、CDNetworksのサポートがあれば、これはシンプルに実現することができます。私たちは、国境を越えた革新的な技術を誇り、企業のビジネス向上のためのサポートに日々努めています。 CDNetworksのサービスは、ECサイトのグローバルパフォーマンスと信頼性の向上、セキュリティ強化対策に、卓越した技術を持っています。私たちのサービスを利用することで、Webサイトのレスポンスタイムを更に改善することができます。   CDNetworksのWeb高速化サービスのご紹介 私たちは、お客さまのビジネスを全力でサポートし、ビジネス領域を拡大するためのお手伝いをしています。CDNetwokrsのサービスをご検討の際にはぜひお気軽にお問い合わせ下さい。 ★グローバルのWebパフォーマンスを向上させるソリューション CDNetworksの「海外向けWebサイト高速化」は こちら ★中国独自の法規制に則り、中国内のWebパフォーマンスを向上させるソリューション CDNetworksの「中国Webサイト高速化」は こちら   ================================== ■サービス導入に関するお問い合わせはこちら >>お問い合わせフォーム ■サービス概要について知りたい方はこちら >>ホームページ ■サービス資料のダウンロードはこちら >>資料ダウンロード ■サービス導入事例やホワイトペーパーのダウンロードはこちら >>資料ダウンロード ==================================   ☟お気軽にダウンロードください 株式会社シーディーネットワークス・ジャパン TEL:03-5909-3373(営業部)