HTTPストリーミング/Live~動画配信とその活用法3
HTTPストリーミング/Live~動画配信とその活用法3

第1回はプログレッシブダウンロードの利用方法をお伝えしました。 第2回はHTTPストリーミング(VOD)の利用方法をお伝えしました。 第3回となる本稿ではHTTPストリーミングのLiveの利用方法について説明します。     HTTPストリーミングの利用方法(Live)   HTTPストリーミング(Live)に必要なものは以下の3点です。 – ストリーミングサーバ – Live Encoder – 視聴ページ(HTMLファイル)   第2回で説明したVODと異なる点は、動画コンテンツの代わりにLive Encoderから送信される映像データを利用することです。     配信構成     今回の配信構成では、上の図のようにLive Encoderから送信された映像データをHLS/MPEG DASHに変換して配信します。     利用するストリーミングサーバ   Live Encoderから送信された映像データを受け取ることが可能なソフトウェアが必要です。 ほとんどの場合、それが可能なサーバソフトウェアとしてストリーミングサーバを利用します。 ストリーミングサーバは前回と同じくWowzaを利用します。     Wowzaのセットアップ   第2回の「Wowzaのセットアップ」をご覧下さい。     配信用ディレクトリの作成     Wowzaが稼動するサーバにLive配信用ディレクトリを作成します。 前回と同じくWinSCPを利用して「wowzaadmin」というLinux Userのホームディレクトリに作成、保存しました。   ■ 配信用ディレクトリ /home/wowzaadmin/live-test      Live配信設定の追加     WowzaのWeb管理画面で上部メニューの「Applications」から「Add Application」->「Live」を押します。 「New Application」のウインドウが表示されるのでディレクトリ名と同じ「live-test」と入力し「Add」を押します。…

HTTPストリーミング/VOD~動画配信とその活用法2
HTTPストリーミング/VOD~動画配信とその活用法2

  第1回はプログレッシブダウンロードの利用方法をお伝えしました。 >>こちら 第2回となる本稿ではHTTPストリーミングのVOD(ビデオ・オン・デマンド)の利用方法について説明します。     HTTPストリーミングについて   従来のストリーミングは専用のプロトコルを利用した動画配信でしたが、現在は汎用性の高いHTTPプロトコルを利用したHTTPストリーミングが広く利用されています。   HTTPストリーミングの特徴は以下の3点です。 – 汎用性の高いHTTPプロトコルを利用 – マルチビットレート配信(アダプティブストリーミング) – マルチデバイス対応   これにより多くの視聴環境に最適な映像配信を行うことができます。     VODとライブストリーミング   HTTPストリーミングを含むストリーミング配信には大きく分けて2つの配信方法があります。   VOD(ビデオ・オン・デマンド)   動画ファイルを用意する配信方法で視聴者はいつでも好きなコンテンツを観たり聴いたりすることができます。 映画や楽曲のインターネット配信によく利用されます。   ライブストリーミング   生放送タイプの配信方法で視聴者は配信されている映像をリアルタイムで視聴することができます。 コンサートやイベントの現場放送などリアルタイム性を重視するインターネット配信に適しています。     HTTPストリーミングの種類   HTTPストリーミングにはいくつかの種類があります。現在は以下の2つが広く利用されています。   HLS(HTTP Live Streaming)   macOSやiPhoneで知られるAppleが開発したHTTPストリーミングです。   同社のMac、iPhone(iPAD)に加えAndroid端末でも再生することができます。Windows環境で再生するにはFlashPlayerベースのプレイヤーが必要となることが多かったのですが、現在はHTML5+JavaScriptのプレイヤーが公開されているためプラグイン無しで再生することが可能です。   非常に高いシェアを持ち、HTTPストリーミングの代表格となっています。     MPEG DASH(Dynamic Adaptive Streaming over HTTP)   MPEG DASHは”DASH”という名前で知られる国際標準のHTTPストリーミングです。  …

プログレッシブダウンロード~動画配信とその活用法1
プログレッシブダウンロード~動画配信とその活用法1

  高まる動画配信の需要   通信回線の高速化、端末の高性能化にともない映像コンテンツを活用する機会が増えています。報道、娯楽、教育、広告、その用途は様々です。かつては独自の規格で提供されていたストリーミングと呼ばれる動画配信技術にも変化が起きています。そしてその変化はCDNにも影響を及ぼしています。   本ブログでは「インターネットにおける動画配信技術」を複数回に分けてご紹介します。 第1回の本稿は、最もシンプルな動画配信である「プログレッシブダウンロードの利用方法」について説明します。     動画配信の種類   インターネットにおける動画配信は主に以下の3つの技術が利用されます。 利用する際は配信元Webサーバだけでなく、視聴端末側も対応していないと動画再生できない点に注意が必要です。   – プログレッシブダウンロード 動画ファイルをダウンロードしながら再生する配信技術です。 HTTPプロトコルが利用され、多くのHTTPサーバ(Webサーバ)がこの技術に対応しています。手軽に導入できる上に視聴端末を選ばないという大きなメリットがあります。   – ストリーミング ストリーミング専用プロトコルを利用する配信技術です。 転送速度はコンテンツのビットレートによって決まり、無駄なトラフィックが発生しません。映像再生に必要なデータしか転送しないため、映画など尺の長い動画配信に向いています。またライブストリーミングに対応しており、実際の映像と配信される映像の時間差(遅延)が小さいという特徴があります。   – HTTPストリーミング ストリーミングの動画配信をHTTPプロトコルで実現する技術です。 汎用性の高いHTTPプロトコルを利用するため、従来のストリーミングでは難しかったスマートフォンでの映像再生に対応しています。また視聴環境にあわせて映像品質を変えるアダプティブビットレート(マルチビットレート)配信にも対応しています。     プログレッシブダウンロードの利用方法   今回は3つの動画配信方法のうち、最もシンプルなプログレッシブダウンロードの利用方法を説明します。   (1) Webサーバを用意する プログレッシブダウンロードはApacheやNginxといった一般的なWebサーバで利用できます。 一般的な共有レンタルサーバサービスも対応しています。   (2) 動画コンテンツを用意する プログレッシブダウンロードで映像再生する動画コンテンツをWebサーバへアップロードします。 再生可能な動画ファイルはWebブラウザによって異なりますが、現在は映像コーデックがH.264、音声コーデックがAACのmp4ファイルであればほとんどの環境で再生が可能です。   (3) HTMLファイルを用意する 動画コンテンツのURLをWebブラウザに入力するだけで映像再生が可能です。しかし多くの場合、WebページにPlayerを埋め込み表示させて映像再生をしたいはずです。”http://example.com/xxxxx.mp4″を埋め込み表示させて映像再生する場合は以下の通りVideo要素を利用します。   – 記述例 <video width="320" height="240" controls> <source src="http://example.com/xxxxx.mp4" type="video/mp4"> </video> – 再生画面イメージ…

[第4回] いまさら聞けない「CDNとその活用方法」~HTTPストリーミングとは

  第1回はCDNの仕組みとメリットについて触れました。 第2回はCDNを支える技術とCDNの適用例について解説しました。 第3回は動画配信技術であるストリーミングの種類とその特徴について触れました。 第4回となる本稿では、このストリーミングの中でもHTTPストリーミングについて詳しく紹介します。     HTTPストリーミングについて   従来のストリーミングは専用のプロトコルを利用した動画配信でしたが、現在は汎用性の高いHTTPプロトコルを利用したHTTPストリーミングが広く利用されています。   では、HTTPストリーミングが選ばれる理由を考えてみましょう。     HTTPストリーミングの特徴   HTTPストリーミングは、従来のストリーミングに比べて以下のような特徴があります。   – 汎用性の高いHTTPプロトコルを利用 従来のストリーミングは専用のプロトコルを利用し、通信ポートも専用のものでした。その性質からセキュリティの厳しい社内ネットワークなどではしばしば通信が遮断されることもありました。 HTTPはウェブサイトの閲覧、ファイルのダウンロードなどインターネットを利用するほぼ全ての端末で利用される汎用性の高いプロトコルです。そのため、HTTPストリーミングは通信遮断されることなく、より多くのネットワークに対して動画配信することが可能です。   – マルチビットレート配信(アダプティブストリーミング) HTTPストリーミングはマルチビットレート配信に対応しています。端末の通信品質をもとにリアルタイムで最適なビットレートの映像データを送ります。今までのように高画質な映像のURL、画質を抑えた映像のURLのように分ける必要はなく、ひとつの動画配信URLで複数のビットレートの映像データを送ることができます。モバイル回線のように通信品質が変わる場合でも、その時の通信品質にあわせた画質の映像を送ることができるのです。   – マルチデバイス対応 インターネットに対応したテレビやスマートフォンの普及により、パソコン以外に対する動画配信の需要が増加しました。これらの機器はHTTPに対応しているため、その多くがHTTPストリーミングを利用することができます。     HTTPストリーミングの種類   HTTPストリーミングにはいくつかの種類があります。 ここではよく知られる4種類のHTTPストリーミングを紹介します。   – HLS(HTTP Live Streaming) macOSやiPhoneで知られるAppleが開発したHTTPストリーミングです。同社のMac、iPhone(iPAD)に加えAndroid端末でも再生することができます。WindowsはEdgeブラウザを除き再生することはできませんが、FlashPlayerやJavaScriptを利用することで再生が可能です。そのため非常に高いシェアを持ち、HTTPストリーミングの代表格となっています。   – MPEG DASH(Dynamic Adaptive Streaming over HTTP) MPEG DASHは”DASH”という名前で知られる国際標準のHTTPストリーミングです。複数の企業で構成された組織で仕様の策定を行っており、その中には独自のHTTPストリーミングを開発しているAdobe SystemsやMicrosoftも含まれています。HTML5+Javascriptで再生できるため、FlashPlayerのようなプラグインが不要というメリットがあります。大手の動画共有サービスをはじめ、SNSや映像配信サービスに採用されており、今後もシェアを拡大するものと思われます。   – HDS(HTTP Dynamic Streaming) Adobe Systemsが開発したHTTPストリーミングです。動画再生には同社が開発したWebプラグインであるFlashPlayer(またはAdobe…

[第3回] いまさら聞けない「CDNとその活用方法」~高まる動画配信の需要

  第1回はCDNの仕組みとメリットについて触れました。 第2回はCDNを支える技術とCDNの適用例について解説しました。 第3回となる本稿ではインターネットにおける動画配信技術について説明します。     高まる動画配信の需要   通信回線の高速化、端末の高性能化にともない映像コンテンツを活用する機会が増えています。報道、娯楽、教育、広告、その用途は様々です。 かつては独自の規格で提供されていたストリーミングと呼ばれる動画配信技術にも変化が起きています。そしてその変化はCDNにも影響を及ぼしています。     ストリーミングの種類   ストリーミングと呼ばれる動画配信には大きく分けてVODとライブストリーミングの2つの配信方法があります。 どちらを利用するかは動画配信の目的、ターゲットとなる視聴者を考慮して決定します。       ■VOD(ビデオ・オン・デマンド) 動画ファイルを用意する配信方法で視聴者はいつでも好きなコンテンツを観たり聴いたりすることができます。 映画や楽曲のインターネット配信によく利用されます。       ■ライブストリーミング 生放送タイプの配信方法で視聴者は配信されている映像をリアルタイムで視聴することができます。 コンサートやイベントの現場放送などリアルタイム性を重視するインターネット配信に適しています。       動画配信技術   インターネットにおける動画配信は主に以下の3つの技術が利用されます。 利用する際は配信元ウェブサーバだけでなく、視聴端末側も対応していないと動画再生できない点に注意が必要です。     ■プログレッシブダウンロード 動画ファイルをダウンロードしながら再生する配信技術です。 通常はHTTP/HTTPSプロトコルが利用され、多くのHTTPサーバ(ウェブサーバ)がこの技術に対応しています。 パソコン、スマートフォンに加えフィーチャーフォン(ガラケー)でも視聴可能です。 手軽に導入できる上に視聴端末を選ばないという大きなメリットがあります。       しかし動作的にはHTTPサーバから動画ファイルをHTTPダウンロードしているだけなのでコンテンツ保護の面で問題視されることがあります。環境によってはシークができないことや途中で再生を止めた場合でも動画の最後までダウンロードしてしまい無駄なトラフィックが発生する問題もあります。 ライブストリーミングには対応していないため生放送タイプの動画配信には利用できません。     ■ストリーミング ストリーミング専用プロトコルを利用する配信技術です。 配信にはストリーミングサーバが必要で、有名なものとしてはRTSPプロトコルを利用するWMS(Windows Media Service)、RTMPプロトコルを利用するAMS/FMS(Adobe Media Server/Flash Media Server)があります。どちらかというとパソコン向けの配信技術で専用プレイヤーまたはウェブブラウザのプラグインが必要になります。転送速度はコンテンツのビットレートによって決まり、再生を停止すると映像データの転送が中断されるので無駄なトラフィックが発生しません。再生開始直後からどの部分にもシークが可能なので映画など尺の長い動画配信にも向いています。 ライブストリーミングに対応しており、後述するHTTPストリーミングと比べると実際の映像と配信される映像の時間差(遅延)が小さいという特徴があります。  …

[第2回] いまさら聞けない「CDNとその活用方法」~CDNを支える技術とCDN適用例

  第1回はCDNの仕組みとメリットについて触れました。 第2回となる本稿ではCDNを支える技術とCDNの適用例を紹介します。     CDNを支えるキャッシュ技術   CDNetworksのCDNはキャッシュと呼ばれる技術を利用しています。 キャッシュ技術は利用したデータを再利用する仕組みでインターネットに限らずパソコン内部でも活用されています。   インターネットにおけるキャッシュ技術はプロキシサーバというサーバ機能で知られています。CDNサーバはリバースプロキシと呼ばれるサーバ機能で実現しており、不特定多数のサーバに対して機能するプロキシサーバと比べて特定のサーバに対して機能するという違いがあります。     このキャッシュ技術はウェブサーバ(オリジン)とCDNサーバの双方にメリットがあるため、多くのCDNで利用されています。     具体的なキャッシュの動作   ユーザからコンテンツをリクエストされた時、CDNサーバはウェブサーバ(オリジン)からコンテンツを取得し、ユーザへ配信します。そしてCDNサーバはウェブサーバから取得したコンテンツをキャッシュデータとして一定期間保持します。キャッシュされたコンテンツをリクエストされた時、キャッシュ保持期間内であればCDNサーバはウェブサーバから取得せずにキャッシュデータを利用してユーザへ配信します。     キャッシュ保持期間を経過していた場合は、ウェブサーバのコンテンツが更新されていないか確認します。更新されていた場合はウェブサーバからコンテンツを取得し、更新されていなかった場合は既存のキャッシュデータを再び一定期間保持します。     更新頻度が高いコンテンツはキャッシュ保持期間を短くし、更新頻度が低いコンテンツはキャッシュ保持期間を長くすることで、ウェブサーバの負荷を効率よく軽減することができます。キャッシュされたコンテンツは任意で削除する(キャッシュクリアする)ことも可能なので、キャッシュ保持期間が長いコンテンツを差し替えた場合もすぐに反映させることが可能です。     CDNが適用できるウェブサーバ(オリジン)   CDN配信するコンテンツの元となるデータを持つウェブサーバには様々な種類があります。 ここではCDNが適用できるウェブサーバの例と注意点を記載します。   ■HTTPサーバ 最も基本的なウェブサーバです。ウェブサイト以外にもHTTPを利用したファイル転送にも利用されます。 CDNetworksのCDNはウェブサーバを指定する際にIPアドレス、FQDN(ドメインベースの指定)のどちらも利用できます。       ■HTTPサーバ(HTTPSのみ利用可能な場合) 運用ポリシー上の理由でHTTPSしか接続を許可しないウェブサーバがあるかもしれません。 CDNetworksのCDNはHTTPSを利用してウェブサーバからコンテンツを取得することが可能です。またSNI(Server Name Indication)を利用したウェブサーバにも対応しています。     HTTPSでウェブサーバからコンテンツを取得する場合、CDNサーバとウェブサーバで共通するSSL/TLSプロトコルバージョンおよびCipher Suites(暗号スイート)が必要になります。     ■共有レンタルサーバ 共有レンタルサーバは一般的にVirtual Hostと呼ばれる仕組みが利用されています。ウェブサーバへアクセスする際に特定のFQDNをHostヘッダに含める必要があります。 CDNetworksのCDNはウェブサーバからコンテンツを取得する際に利用するHostヘッダを指定することができます。そのためVirtual Hostを利用したウェブサーバも利用できます。       ■ウェブサーバを持っていない ウェブサイトではなくソフトウェアやパッチファイルなどのコンテンツだけを配信したいというケースもあるはずです。 CDNetworksはコンテンツ配信向けのウェブサーバの提供も行っています。そのためサーバ環境を持っておらず、配信したいコンテンツだけがあるという場合も利用できます。…

ピーチ・ジョンのCDN導入レポート:コスト効率アップに加え、想定外の「オリジン負荷10%削減」効果も

今回は、CDNetworksのお客様である株式会社ピーチ・ジョンのCDNサービス導入事例をご紹介します。本記事は、ピーチ・ジョン導入事例のダイジェスト版です。詳細はPDF資料をダウンロードしていただき、ご覧ください。   株式会社ピーチ・ジョンは、インナーやルームウェア、雑貨などを女性向けに販売する大手通販企業です。人気タレントを起用した女性共感度の高い広告戦略により多くの新規顧客を獲得する一方、アクセス数の増加に伴いデータ転送量も増加しており、これによる運用コスト増に悩まされていました。   コスト効率を高めるためCDNベンダー切り替えを検討 同社では、広告戦略が奏功しスマートフォンから多くの新規アクセスが集まることで、想定以上に転送量が増えていることに気づきました。新規ユーザの多くはスマートフォンからの獲得になりつつあります。しかし、ECサイトのコンバージョン率はPCに比べてスマートフォン経由のほうが一般に低くなりがちです。つまり、新規ユーザを獲得し、受注件数を増加させることを考えると、転送量は今後も増え続けることが予想されました。 そこで、同社はCDNベンダーを再選定することにしました。   コスト効率だけでなくサポート品質も高いCDNetworks 日本国内でサービスを提供している大手CDNベンダーはそのほとんどが外資系企業です。同社では、外資系企業のサポート品質の低さが心配でした。よりスムーズに業務を進めるためにも、日本語でのダイレクトなサポートを受けられることが必要であると感じていました。 サポート面に目をつぶれば格安で使えるベンダーはありましたが、こちらは機能面に不足がありました。大規模サイトにとって使いやすい機能を備えるCDNベンダーは少なく、その一つがCDNetworksです。最終的に、日本国内にサポートセンターを有するほか、営業担当・技術担当からの手厚いサポートを受けられ、機能面でも全く問題のないサービスを提供しているCDNetworksを選択することとなりました。   終始スムーズなトライアル導入・切り替え作業、パフォーマンスも十分 導入にあたり、まずは数日間のトライアル利用を実施しました。結果、パフォーマンスは十分なものでした。第三者機関を通じた客観性の高いパフォーマンスデータが提出されたことも、信頼に繋がったといいます。 導入において大きなトラブルは全くありませんでした。同社からの様々なリクエストや質問に対しても、CDNetworksからはテンポ良く手厚いサポートが提供され、終始安心してプロジェクトを進めることができたとのコメントもいただいています。   想定外の導入効果「オリジン負荷10%削減」、eGiftや動画の活用など新たな展開へ 導入後、オリジンサーバの負荷が10%削減されるという想定外の効果もありました。また、今回CDNetworksと契約したことにより、基本のCDNサービスに加え動画配信プラットフォームもあわせて利用できるようになりました。今後の新たな展開への足がかりといえる変化です。 同社では今後、動画コンテンツの拡充を検討しています。既に公式Youtubeチャンネルを通じてCM関連動画の配信などを行っていますが、商品の説明や着用方法など自社サイトでの配信を選択すべき場面も増えてくると想定されます。このとき、自社で配信できる環境を持っていることは大きな強みとなります。 また、同社は最近、商材特性を活かした独自のeGiftサービスをリリースしました。拡大するカジュアルなギフトのニーズに応え、メールやSNSで簡単にギフトカードを送ることのできるサービスです。 市場とお客様の動きに合わせ的確に手をうつピーチ・ジョン。その事業拡大のため、CDNetworksは継続的に同社のウェブパフォーマンス向上とITインフラの効率向上に取り組んでまいります。  

CDN(コンテンツ・デリバリー・ネットワーク)とは?に関する9の質問

  コンテンツ・デリバリ・ネットワーク(CDN)サービスとは、ウェブコンテンツの配信速度を高速化し、ウェブサイトの読み込み時間を削減し、オンラインユーザにとって使いやすいものにするなど、ウェブコンテンツ配信の最適化を目的としてコンテンツ提供者が戦略的に使用するものです。   この記事では、CDNに関する9の質問と回答をご紹介します。   1. CDNの目的とは? ウェブサイトやウェブアプリケーションを世界中のオンラインユーザに対して、信頼性の高い通信環境で素早く配信できるようにすることが目的です。コンテンツの転送時間が少なくなればなるほど、そのウェブサイトの読み込み時間や反応速度は速くなります。コンテンツ配信を高速化することに加え、CDNサービスはウェブサイトにアクセスが集中したり一時的にサーバが応答不能になった際でもそのウェブサイトを利用可能にすることができ、フェイルセーフシステムとしての働きもします。     2. CDNはどのようにウェブパフォーマンスの問題を解決するか? CDNを利用することで、コンテンツ配信速度や信頼性、拡張性を向上させることができます。CDNサービスはインターネットの仕組み上起こりうる不具合を避け、より速くより信頼性の高いコンテンツ配信を実現します。CDNを活用することで、ウェブサイトの管理者は、アクセス数の変動が読めないからといって過大なインフラ投資を行う必要がなく、アクセス集中時でも継続的にコンテンツ配信が可能な拡張性と、セキュリティリスクの軽減を同時に手に入れることができます。     3. なぜマルチデータセンターではなくCDNを使ったほうが良いのか? コストと時間を削減でき選択肢として現実的であるというのが主な理由です。データセンターは、初期費用と継続的なオペレーティングコストを必要とするため、費用がかさみがちです。さらに構築から実稼動までに数か月から数年かかることもあります。   CDNサービスはすぐに利用を開始でき、データセンターを利用する場合に必要な初期費用や維持費用などの莫大な投資を削減することができます。データセンターを利用する場合は、費用対効果が見えるのに2年程かかるのが一般的ですが、CDNサービスを利用すれば数か月の間に効果が見えてくるでしょう。   CDNがどのように企業のIT課題を解決するかについて、下記の動画を是非ご覧ください。 ■動画:「データセンターを所有するべきか、CDNを利用するべきか?」     4. CDNサービスは動的コンテンツやウェブアプリケーションの速度を速められるか? はい、速められます。しかし、すべてのCDNサービスが動的コンテンツの配信速度を速められるわけではありません。ほとんどのCDNサービスでは、静的コンテンツ(画像、動画、FLASHなど)をコピー(キャッシュ)して高速配信する機能しかありません。しかし、ウェブアプリケーション、オンライン取引といったリアルタイムに発生するデータリクエストなどで生成される動的コンテンツはキャッシュできず、配信元のウェブサーバへコンテンツを取りに行く必要があります。   動的コンテンツの高速化は、配信元のウェブサーバとエンドユーザ間のデータリクエストやコンテンツ配信速度を最適化するために構成されたTier1のCDNサービスによってのみ提供可能なサービスです。CDNetworksのダイナミック・ウェブ・アクセラレーションは、配信元のウェブサーバからのデータを配信する際、オンラインユーザが共有して利用する配信拠点(PoP)を避け、より効率的で直接的なデータ通信を行うことで読み込み時間を削減し、動的コンテンツの高速化を実現します。   ■ダイナミック・ウェブ・アクセラレーションについてはこちら http://www.cdnetworks.co.jp/service/dynamic_web.html     5. CDNサービスはビデオストリーミングにも効果的? はい、効果的です。CDNサービスはより安全で信頼性の高い通信環境の中で動画コンテンツ配信の速度を向上させます。CDNサービスは、通常時だけでなくアクセスが集中しているときでも、大きなタイムラグを発生させず快適に視聴することのできるストリーミング配信を可能にします。   CDNetworksでは、動画コンテンツ配信に特化したサービスであるメディア・アクセラレーションをご用意しています。   ■メディア・アクセラレーションについてはこちら http://www.cdnetworks.co.jp/service/media.html     6. CDNはグローバルマーケットへの拡大の手助けになるか? はい、手助けになります。しかし、すべてのCDNサービスがそうできるという訳ではありません。ターゲットとする地域やマーケット、そしてその地域でどれほどの通信量があるかなどの状況によります。世界規模で提供されるCDNサービスはその広大なグローバルネットワークと信頼性の高い配信プラットフォームによって、コンテンツ配信速度を速くして、高い費用対効果によって、目的とするマーケットへのビジネス拡大を手助けしてくれるでしょう。小規模のCDNサービスは限定された地域以外では効果に乏しく、中国やロシア、インドなどの今後更なる成長が期待される新興国マーケットへの拡大に寄与するのは難しいかもしれません。   ■世界の主要都市を結ぶCDNetworksのグローバルネットワーク http://www.cdnetworks.co.jp/about/network.html     7. CDNを使うことでウェブサイトのネットワークセキュリティは改善される? CDNサービスは厳しいセキュリティレギュレーションに適合するため、ネットワークやインフラ、サービスを常に監視・改善・チェックすることを繰り返しています。HIPAA(※1)からPHI(※2)、PCI DSS(※3)へと、CDNetworksはサービスをこれらの厳しい基準に準拠させ、重大なデータを守るために必要な対策をとっています。また、CDNetworksを含むいくつかのCDNサービス事業者は、DDoS攻撃やその他のセキュリティの危険から顧客企業を守るために、クラウド型のセキュリティソリューションを提供しています。 ※1 HIPAA・・・米国の法律(Health Insurance Portability…